Windows7で「休止」はやらない

Windows 7のCドライブを見たら、hiberfil.syspagefile.sys
やたらと領域を食っていることに気づいた。
前者はハイバネーション(休止)用のメモリ退避領域で、手元の環境では約6GB、
後者はスワップ領域で、実メモリと同じ8GB。

元々が64GBしかないSSD。そこの14GBの領域が使われてしまうのはきつい。

このマシン、ハイバネーションなんかしないから、hiberfil.sysはいらんだろう。
実メモリも8GB積んでいるから、これでさらにスワップするようなら、
勝負に負けたようなものだから、スワップ領域もいらんか。

ということで、この二つの領域を削除する。

こう言うのはたいてい先達がいらっしゃり、調べれば情報が出てくる。
今回は、こちらをほぼそのまま参考にさせていただいた。

Windows 7 tips: hiberfil.sys と pagefile.sys を削除する
http://site-ichijo.net/blog/archives/date/2009/0805-011604.php

ハイバネーション(休止機能)を無効化する

コマンドプロンプトを「管理者として実行」で起動する。
以下を実行する。

C:\> powercfg -h off

エラーがでなければOK。
「管理者として実行」で起動しないとコマンドの実行時にエラーになる。

スワップ領域の変更するなら、続けて以下の設定を行う。
変更しないなら、あとは、リブートするだけ。

なお、このコマンドの詳しい使い方は、以下で確認できる。
メッセージが長いのでmoreでページ単位で表示。

C:\> powercfg -? | more

スワップ領域をなくす

上述のように、実メモリがそれなりにあるので、スワップ領域はなくす。
別のドライブに移したり、サイズを制限したりもできるので、
用途によってはそれでもOK。

この方法は、XP時代と変わらない。

「スタート」の「コンピュータ」を右クリックし、「プロパティ」を開く。

「システムの詳細設定」を開く。

「詳細設定」の「設定」を開く。

「仮想メモリ」の「変更」を開く。

現状、8GBになっているのがわかる。

そうすると、次の画面になる。

一番上の
「すべてのライブのページングファイルのサイズを自動的に管理する」
にチェックが入っていればこれを外す。

当該ドライブ(ここでは「C」)を選択し、
「ページングファイルなし」をチェックする。

もし、サイズを明示的に指定したければ、「カスタムサイズ」を選び、
所望のサイズを入力する。ドライブごとに指定できる。

「ページングファイルなし」で「設定」ボタンを押すと、忠告メッセージが出る。

ここは自己判断で「はい」とする。

最後に、一つ上の画面の「OK」を押して終了。

リブートすれば、完了。

再起動後、Cドライブを開き、hiberfil.sysとpagefile.sysがなくなっていることを確認する。